JETRO地域・分析レポートで、サグリインド事例が特集
JETRO地域・経済レポートでは、「農業課題と豊富な人材を有するインドへ進出」、「事業推進のカギはビジネスモデルとパートナー」、「タイでは、異なるアプローチで関係構築」、「カーボン・オフセットを農家の新たな収入源にの4テーマ」で構築されており、当社のインド事業の最新状況について知れる記事となっています。
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/special/2019/1002/1374b9cbaadbaa78.html
- サグリがインドで提供するサービスについて
サグリ株式会社は、2019年9月にJETRO(日本貿易振興機構)の日印スタートアップハブ第一号案件として、インド子会社である、サグリ・ベンガルール・プライベート・リミテッド(Sagri Bengaluru Private Limited)を立ち上げ、インド事業を推進してきた。当社は衛星データやAIによる機械学習技術を掛け合わせ、農業と環境の課題解決を行う事業展開を行っており、高解像度の衛星データをAIの画像技術を用いて解析することで、グローバルの農地を自動区画化を可能とする「AIポリゴン」技術の普及。衛星データから得られる波長データとAIによる機械学習を用いて、土壌化学性指標を分析可能とする技術を開発してきました。特にインドの農業関連サービス大手ローレンスデール・アグロ・プロセッシング・インディア(Lawrencedale Agro Processing India以下、LEAF)に評価を受け、当社が開発した営農及びマイクロファイナンスのサービスの導入、提携を行うに至りました。現在は複数の州の農村地域で事業を行っています。
- ローレンスデール・アグロ・プロセッシング・インディアについて
ローレンスデール・アグロ・プロセッシング・インディア(LEAF)は、タミルナド州に本社を構える小規模・零細農家の生活向上に取り組むインド随一の大手総合農業技術企業である。LEAF社が提供するデジタルプラットフォームは、高品質の農業資材提供、農学的な営農指導、市場との連携など、低所得農家が持続可能な農業を実現するためのコミュニティを構築している。また、テクノロジーを駆使した農作物物流システムも開発しており、サプライチェーンの無駄を省くことで、農家の利益に寄与する仕組みを提供している。
https://unreasonablegroup.com/ventures/leaf?v=PCDn_xBNw8Y
- 衛星データを活用した土壌化学性評価技術に関して
弊社は、衛星データから農地土壌の化学性評価を行う技術を確立しました。全炭素、全窒素、地力指標(C/N比)、ph、陽イオン交換容量(CEC)などを推定することが可能です。これにより農家が簡易的な土壌分析として活用することができるとともに、センシングデータをもとに、可変施肥等の施肥設計技術にも活用可能です。
- 衛星データを活用したAIによる農地区画化技術に関して
弊社は、50cm級の高解像度の衛星データより、農地を検出、農地区画を自動生成する技術を確立しました。生成された農地区画を「AIポリゴン」と呼んでいます。この技術を用いると国内のみならず、グローバルの農地を瞬時に自動で区画化することができ、1筆ごとに、農地面積も評価可能です。国内での特許権利化を既に終え、海外10ヵ国を超える国々でPCT出願を行なっています。
- サグリ株式会社について
サグリ株式会社は、2018年6月に兵庫県で創業したスタートアップ企業です。2021年6月にはリアルテックファンドなどから総額1.55億円の資金調達を発表しました。また、ひょうご神戸スタートアップファンドの第一号案件の出資となりました。2021年度農林水産省 農林水産技術等大学発ベンチャーに認定され、近畿経済産業局より、J-Startup-KANSAIに選出。環境省スタートアップ大賞事業構想賞受賞や東洋経済2021すごいベンチャーに選出されました。また、国立大学法人東海国立大学機構岐阜大学により岐阜大学発ベンチャーに認定されました。