衛星データで作付け調査を効率化するアプリケーション“デタバ”を発表
サグリ株式会社(本社:兵庫県丹波市、代表取締役:坪井 俊輔)は、今年度、JAアクセラレーションプログラムを通じて衛星データを用いた作付け調査を効率化するアプリケーション“デタバ”のサービス展開を開始することを6月16日(木)11時に大手町AgVentureLabで実施された記者会見で発表し、全国の市町村地域農業再生協議会において来期以降の導入に向けた無償の実証実験の募集も合わせて開始いたします。
- 発表内容
全国市町村地域農業再生協議会では、毎年、営農計画書に沿った目視による作付け調査を実施しており、調査業務負担が存在しています。
当社は、衛星データを用いて作付け調査を効率化するアプリケーション“デタバ”を開発し、当調査業務負担の課題解決を実現します。
今年度は全国市町村地域農業再生協議会に対して無償で提供し、来年度以降の正式導入を目指します。当アプリケーションは山口県が推進する「シビックテックチャレンジ YAMAGUCHI」の一環で実施した実証実験「衛星・ドローンを活用し、農地の作付状況をスマートに把握したい!」の成果で得られた衛星データによる高精度な作物判定モデルが搭載されています。判定精度は8割を超えています。
令和4年度、地域農業再生協議会向けに当アプリケーションを活用した作付け調査の効率化のための実証実験を無償で募集します。既に岐阜県下呂市役所で実証実験を行うことに合意しました。
- サグリ株式会社 企業概要
サグリ株式会社は、「人類と地球の共存を実現する」をビジョンに掲げ、2018年6月に兵庫県で創業したスタートアップ企業。衛星データ×AIで世界の農業と環境課題の解決を目指し、2021年6月にリアルテックファンドなどより総額1.55億円の資金調達を発表。令和3年度農林水産省 農林水産技術等大学発ベンチャーに認定。近畿経済産業局より、J-Startup-KANSAIに選出。環境省スタートアップ大賞事業構想賞受賞や東洋経済2021すごいベンチャーに選出。また、2022年3月には岐阜大学発ベンチャーに認定。2022年5月、JAアクセラレータープログラム4期生に採択。
企業名:サグリ株式会社(代表取締役CEO 坪井俊輔)
所在地:兵庫県丹波市氷上町常楽725-1
設立:2018年6月
事業内容:衛星データ解析および機械学習による事業創出
公式サイト:https://sagri.tokyo/
- JAアクセラレーターについて
JAアクセラレーターは、JAグループが運営するオープンイノベーションプログラムです。2019年から2021年の3期を通じて計24企業を採択し、JAグループやJAグループ各団体の取引先等と連携した製品やサービスの実証実験、農業関連メディアを通じたビジネスの宣伝等、JAグループのアセットを活用したプログラムを実施してきました。第4回となる今回のテーマは「食と農、くらしの未来を共創する」であり、「食・農・金融・くらし・地方創生・SDGs」に関わる社会課題の解決に取り組む起業家や事業家を募集したところ179社の応募がありました。今回は最終選考を経て、9社が優秀賞として表彰・選抜され、そのうちの1つがサグリ株式会社です。各企業は約5か月間のプログラム期間中に、JAグループ職員(2~3名)による伴走を受けながら、JAグループのアセットやAgVenture Labの施設等を活用して実証実験を行い、ビジネスプランをブラッシュアップしていきます。また、プログラム期間中の実証実験の実施にあたって、最大100万円の実証実験費用補助も実施され、スタートアップ企業の成長の加速をサポート。JAグループやゼロワンブースターの支援を受けながら、革新的な事業の立ち上げを共創していくことが可能です。プログラムの成果は、2022年11月に開催される成果発表会でプレゼンが予定されています。JAアクセラレーター2022WEBサイト:https://ja2022.01booster.com/
- 開催された記者会見について
日時: 2022年6月16日(木)11:00
場所: 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビルヂング9階 AgVenture Lab アグベンチャーラボ
登壇者: サグリ (株) 代表取締役CEO 坪井 俊輔
- 本発表及び無償の実証実験に関するお問い合わせ
担当者メールアドレス: contact@sagri.tokyo サグリ株式会社 デタバ担当
電話番号 0795-81-4010