ホームニュースサグリ株式会社、農地のカーボントレーサビリティーを支援する「脱炭素算定デジタルプロダクト『SagriVision』」をリリース

サグリ株式会社、農地のカーボントレーサビリティーを支援する「脱炭素算定デジタルプロダクト『SagriVision』」をリリース

~SBTi-FLAG対応など、信頼性の高いMRV基盤を構築~

サグリ株式会社(本社:兵庫県丹波市、代表取締役社長:坪井 俊輔、以下「サグリ」)は、農地のカーボントレーサビリティを支援する「脱炭素算定デジタルプロダクト『SagriVision』」を本日リリースしたことをお知らせします。

本製品は、農業セクターの炭素会計における包括的なMRV(測定・報告・検証)のためのデジタル基盤として機能します。国際基準に準拠した専門的な算定プロセスを自動化・簡素化することで、企業や生産者の皆様の業務負担を大幅に軽減します。これにより、専門的な算定知識がなくとも、農場でのデータ収集から企業レベルでの監査対応可能なレポーティングまで、あらゆる段階で透明性、正確性、信頼性の高い算定活動が可能となります。

■ 開発の背景 

近年、SBTi(Science Based Targets initiative)におけるFLAGガイダンス対応など、サプライチェーン全体のGHG(温室効果ガス)排出量・除去量の算定が急務となっています。

農業セクターは、GHG排出源であると同時に、農地土壌への炭素貯留を通じて大気中のCO2を吸収する「炭素除去源」としての大きな潜在力を持っています。また、土壌への炭素貯留(土壌有機炭素の増加)は、土壌の保水性や肥沃度を向上させるため、気候変動による干ばつや異常気象が農業生産に与える影響を緩和し、レジリエンス(強靭性)を高める「適応策」としても注目されています。

この農地による炭素除去量を科学的根拠に基づき正確に測定・可視化することは、食品・農業関連企業がSBTi-FLAGなどの目標を達成し、脱炭素経営を推進する上で不可欠です。

しかし、農業・土地セクターにおける炭素会計では、科学的信頼性の高いMRVの実行に高い専門性とコストが伴うことが課題でした。

■ 『SagriVision』について

プロダクト紹介ページ: http://sagrivision.com/ (※英語のみ)

『SagriVision』は、これらの複雑な炭素算定の課題を解決するために構築された、農業セクター向け脱炭素算定デジタルプロダクトです。SBTi-FLAGの達成に求められるGHGプロトコルの「土地セクター及び除去ガイダンス(LSRG)」に準拠した、専門的な炭素算定活動を支援します。

これにより、企業、サプライヤー、そして農家が自信を持って測定可能な気候変動対策を実証し、排出量を削減し、追跡可能な炭素インベントリを構築することが可能になります。

■ 『SagriVision』の主な特徴

現場(農家)が参加しやすい「モバイルファースト」設計 直感的なモバイルフレンドリーのインターフェースにより、技術的な障壁を感じさせることなく、農家のシームレスな参加を促します。オフラインや多言語にも対応し、サプライヤーや現場チームが炭素データをスムーズに収集、検証、同期することを可能にします。

主要な国際基準・方法論への準拠 SBTi-FLAGおよびGHGプロトコル(LSRG)の要件に準拠した設計がなされています。

エンドツーエンドの炭素トレーサビリティ 個々の農場から企業レベルの調達データまで、炭素除去量を追跡・割り当てます。これにより、完全なトレーサビリティを確保し、二重計上(ダブルカウント)を防止します。

■ 今後の展望 

本プロダクトのデジタルMRV基盤をさらに発展させ、Verraにおける改良農地管理(VM0042)およびデジタル土壌マッピング(VT0014)に代表されるようなカーボンクレジット創出プロジェクトにも対応可能な機能拡張を進めます。農地のカーボントレーサビリティを確立することで、持続可能な農業と環境再生に貢献してまいります。

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