土壌成分の適正値がわかる詳細レポート(β版)がリリースされました。

この度、圃場の状態を可視化し農業生産者が圃場管理を効率化するアプリ「Sagri」に新機能「土壌成分詳細レポート(β版)」がリリースされたことを発表いたします。

・圃場の分析アプリ「Sagri」、レポート機能開発の背景

圃場の分析アプリ「Sagri」は、農業生産者の管理する圃場を登録することで生育状況及び土壌解析をスムーズに行うことが可能なサービスです。Sagriに搭載された土壌モデルは、当社CTO田中の基盤技術に加え、農林水産省データ駆動型土作推進事業の補助事業等を通じて取得した土壌分析データを教師データとして開発しており、Local Innocation Challenge HOKKAIDOの事業を通じて北海道新篠津村や当社が本社を構える兵庫県丹波市でも農家と連携・実証し、2022年8月30日からのサービス提供以来多くの農家様に利用頂いております。

しかし利用されている農家様から土壌分析の方法が簡略化できそうで良かったという声を頂いている一方で、アプリのマップ上に土壌分析の結果を示すだけであり、営農現場の分析結果を活かすという面では「レポート化を手作業で行う手間が発生する」「現状のサンプリングによる土壌分析と同様の形で、分析結果がほしい」という要望が多くございました。

このような背景から、土壌分析から結果報告までの業務効率化させるため、レポート機能の追加にいたりました。
アプリの詳細はこちら

・レポート機能の詳細

(主な追加機能)
・作物を入力できるようになりました。
・各土壌成分の平均値が閲覧できるようになりました。
・<「水稲」の場合のみ>
各土壌成分の適正値・昨年度との比較が閲覧できるようになりました。
※現在はPC版でのみご利用いただけます

レポート機能の搭載により、これまで手作業で行っていたレポート作成や報告書のの手間が大きく削減できると期待できます。また、アプリの土壌分析結果から問題が発生した場合の対処手順がより容易に実行できるようになり、JA様などが生産者の方と情報を共有できる環境が整い、土壌分析による不明点が生じた際のコミュニケーションが円滑に行えることも期待されます。