第413回「第一次産業」Morning Pitchに登壇!

〜衛星データとAIを活用し、農業経営発展と脱炭素社会を推進する事業について発表しました!〜

衛星データを活用し、農業と環境課題を解決する事業を行うサグリ株式会社(本社:兵庫県丹波市/ 代表取締役:坪井 俊輔、以下「サグリ」)はベンチャー企業と大企業の事業提携を生み出すプラットフォーム”Morining Pitch”に登壇したことをお知らせ致します。

【Morning Pitchとは】
Morning Pitchは、毎週木曜AM7時から開催している、ベンチャー企業と大企業の事業提携を生み出すことを目的としたピッチイベントです。毎週5社のベンチャー企業が、大企業・ベンチャーキャピタル・メディア等のオーディエンス約200~300名に対しピッチを行います。2013年1月から開始し、2021年12月時点で全400回超、累計1,900社超のベンチャー企業が登壇しています。デロイト トーマツ ベンチャーサポート株式会社、野村證券株式会社の2社が幹事となり開催しています。https://morningpitch.com/

  • 農業の側面から、脱炭素社会の実現に向けて

地球環境を守るため、脱炭素社会が推進される一方で、海外と比較し、国内での動きは遅れている。農業の側面では“Jクレジット制度”において認証された「バイオ炭」の利活用による炭素貯蓄が進むが、非常に限定的となっています。農業の側面では、CO2(二酸化炭素)、CH4(メタンガス)、N2O(一酸化二窒素)の排出削減が求められています。我々は、農業の側面から、脱炭素社会の実現に向け、取り組みをスタートしました。今年度、経済産業省インド太平洋地域におけるサプライチェーン強靭化事業の採択された。本事業は、我が国が化学肥料の多くを輸入に依存している状況下で、他国の輸出規制やロシア-ウクライナ情勢による世界的な化学肥料価額高騰に伴い、調達コストが増加しつつあることを背景にしており、そのような状況下においても、我が国が掲げる温室効果ガス削減目標を達成するため、脱炭素社会の実現に資する迅速な技術輸出や、排出取引に向けた関係構築を行う必要があります。本事業においては、サグリ株式会社は衛星データと機械学習を用いた農地自動区画化及び土壌中の窒素量を評価し、農地での最適な施肥設計によるN2O(亜酸化窒素)の排出量を削減します。そして、民間主導で、削減量評価、カーボンクレジット化を実施します。

  • 衛星データ及びAIを活用した土壌化学性分析及び農地現況区画形成について

衛星データを用いて土壌化学性分析を可能とする技術モデルを開発しました。全窒素量及び全炭素量をもとに推定を行う地力(C/N)評価やphやCECといった項目の推定を衛星データを用いて土壌分析することが可能です。これまでアナログかつ部分的に実施されていた土壌分析をデジタルで広域に分析していくことが可能です。この技術は、簡易的な土壌分析のみならず、センシングデータを基に、可変施肥等の施肥設計技術にも活用可能となります。さらに、農地に対するGHG排出量削減や吸収量の評価を行い、カーボン・オフセットの推進を進めております。また、衛星データ及びAIを活用した農地現況区画形成は、従来、人の手で作成していた農地のポリゴンに関して、AIで農地を自動区画化する技術によって大量に自動生成が可能となるものです。この技術を用いると国内のみならず、グローバルの農地を瞬時に自動で区画化でき、1筆ごとに、農地面積も評価することが可能です。既に双方の技術は日本のみならず、タイやインドでの活用実績があります。