サグリ株式会社取締役CTO田中 貴が岐阜大学准教授に昇任!

「人類と地球の共存を実現する」をビジョンに掲げるサグリ株式会社(本社:兵庫県丹波市/ 代表取締役:坪井 俊輔)は、衛星データとAIによる機械学習を掛け合わせ、農地での土壌分析を高精度で可能とし、グローバル展開を目指すベンチャー企業です。この度、2022年4月1日付けで、本技術の軸を担う、サグリ株式会社取締役CTOを務める田中 貴が准教授に昇任したことをお知らせ致します。

当社取締役CTO 田中 貴について

田中 貴(タナカ タカシ)
取締役CTO
現 岐阜大学応用生物科学部 准教授
岐阜大学人工知能研究推進センター兼任。
専門は作物栽培学。

データ駆動型農業を推進すべく、ドローンや衛星、収量コンバインのデータを解析し、日々研究を行っている。自身の研究成果である営農データを解析する統計学的手法や土壌センシングの社会実装のために2021年からサグリにジョイン。
岐阜県スマート農業推進検討会委員
漢語水平考試(HSK)6級

 

 

当社取締役CTO 田中 貴より

この度の昇進を励みに、ますます農業生産者のために農学研究を進めていきたいと思います。1人の農業生産者が得られる経験は30シーズンほどに限定されてしまいますが、複数の農業生産者の栽培管理や経営の経験が統合されれば、よりローカルで、グローバルな営農支援が可能となると考えています。実際、今年から生産者間のネットワーク形成を構築しようと様々な農業生産者のところに奔走し、大学職員としての教育研究を行いつつ、そこで産まれた知見の社会実装をサグリ株式会社を通じて行っていきます。

​衛星データから土壌分析、施肥量最適化技術確立へ、脱炭素も推進

これまで、サグリ株式会社は、岐阜大学と連携をし、衛星データから土壌分析を行う技術を確立しました。当技術は、農業者による簡易的な土壌化学性分析として活用可能なものであり、リモートセンシングデータを通じて、ブロキャスやドローンなどによる可変施肥等、施肥設計技術に活用することを可能とします。弊社では、衛星データから土壌分析を行うことを可能とするアプリケーションを現在開発しており、1筆ごとの農地を登録していただき、農地の情報を展開することが可能です。

農地を活用したカーボンニュートラルの実現(脱炭素社会)に向け、これらの技術を活用することで、農地の土壌炭素量評価を広域で行うことができ、その評価を元に、カーボン・オフセットとして評価及び利活用可能な政府主導のクレジット制度、民間主導のボランタリークレジットへ展開を開始しています。日本では、Jクレジット制度に認定をされているバイオ炭だけでなく、民間主導のボランタリークレジットを通じた堆肥継続散布による炭素貯蓄等で土壌を評価。これらの農地評価がグローバルで行うことが可能となりました。現在、国内及びタイ及びインドで事業がスタートしています。​2022年3月24日付の化学工学日報では「衛星データから土壌分析」として記事が掲載されました。https://www.chemicaldaily.co.jp/%e3%82%b5%e3%82%b0%e3%83%aa%e3%80%81%e8%a1%9b%e6%98%9f%e3%83%87%e3%83%bc%e3%82%bf%e3%81%a7%e6%96%bd%e8%82%a5%e9%87%8f%e9%81%a9%e6%ad%a3%e5%8c%96%e6%8a%80%e8%a1%93%e7%a2%ba%e7%ab%8b%e3%81%b8/