(経営体制変更)CTOに元メルカリUSの牧野氏が就任、前任の田中はCROに就任

2024年1月9日付で経営体制を強化致しました。新たなCTOに牧野直矢氏、これまでCTOであった田中貴氏がCROに就任したことをお知らせいたします。

 

1、経営体制

代表取締役CEO 坪井俊輔
取締役COO 益田周
取締役CRO 田中貴(新任)
CTO牧野直矢(新任)
常勤監査役 武内瑠璃子
非常勤監査役 月岡大次郎
管理部長 阿部祥史

2、背景

サグリ株式会社は、これまで「人類と地球の共存を実現する」をビジョンに掲げ、国内外における様々な農業の課題解決を行ってまいりました。行政に対しては、耕作放棄地の調査を衛星データで把握、管理できる「アクタバ」、作付け調査における作付け銘柄や面積等の調査を衛星データで把握、管理できる「デタバ」等のサービスを展開。また、営農現場へは衛星データにより農地の生育や土壌の分析を可能とするサービス「Sagri」を提供しています。
これらのサービスは海外展開も進めており、インド、タイなどの農家へ提供。さらに去年1月にシンガポールに法人を設立し、衛星データによる土壌分析を活用し、農地から排出される温室効果ガスの削減量や、吸収量を評価し、カーボンクレジット化することで、脱炭素社会の実現を目指しています。
当社が更なる国内外での農業課題を解決する企業として展開を見据える中で、豊富な知見と経験のある新たな経営陣を招き、経営体制を強化致しました。

3、CRO、CTOの紹介

取締役CRO
田中貴

(経歴)
2014年:日本学術振興会特別研究員DC1
2016年:京都大学大学院農学研究科 リサーチアシスタント
2017年:岐阜大学応用生物科学部 助教、その後准教授
2020年:岐阜大学人工知能研究推進センター 兼任
2021年 1月〜現在に至る  サグリ株式会社 取締役(成果活用兼業)

(CRO田中貴からのメッセージ)
CTOに牧野氏を迎え入れる形で、エンジニアリング全般をバトンタッチする一方で、今後は大学研究者としての自分自身の強みである研究開発に専念したいと思います。特に国内外の研究機関と共同で、カーボンクレジットの創出に資する土壌や作物モデルの開発に取り組みたいと思っています。

CTO
牧野直矢

(経歴)
2011年: Clio, Vancouver, Canada (Software Engineer, Senior Software Engineer, Lead Android Engineer)
2016年: Mercari, Inc. San Francisco, United States (Software Engineer, Engineering Manager, Senior Engineering Manager)
2020年: Sagri (Advisor)

(CTO牧野直矢からのメッセージ)

人類と地球の共存出来る、サステイナブルな未来を実現するために、アグリカルチャー、AI、Climate Techの分野で貢献できることを楽しみにしています。壮大なミッション達成に向けて、グローバルで勝てる組織づくり、強いエンジニアリング組織を作り事業に貢献したいと思います。

4、新MissionとValue

・新Mission「農地の見える化で、価値を創造する」

これまで当社では「アクタバ」「デタバ」「Sagri」など衛星データとAIを活用し、様々な農地の状態を可視化し、農業の課題を解決しDX化に努めてまいりました。これらの可視化によって農地の価値を評価し、更なる価値を創造することが、当社のMissionとしてふさわしいと考え、変更するに至りました。

・新Value「Active Ownership、One Team、Focus on Impact」

Active Ownership

「コミットメントをもって課題に立ち向かい、リーダーシップを発揮すること」を意味します。

私たちは積極的に未知なるものに取り組み、経験から学び、常に成長します。この価値観は、課題をポジティブな変化への機会に変え、人類と地球の共存に貢献する一翼を担います。

One Team

サグリは一つのチームとして人類と地球が抱える課題に向き合います。「ひとりひとりが個別に動くのではなく、お互いの長所を活かし、お互いから学び合い、相乗効果を発揮すること」が、チームとしてのアウトプットを最大化し、社会課題の解決につながるサービスの提供につながります。個として高い成果をあげるだけではなく、高いパフォーマンスが周りにも波及する取り組みを目指します。

Focus on Impact

サグリの目指すビジョンの実現には、大きな壁を乗り越える挑戦を続けなければいけません。失敗を積み重ね、学ぶことでこれを乗り越え成功に近づきます。「社会課題を解決するというインパクトスタートアップとしての使命を最優先に選択すること」をサグリでは大切にし、行動していきます。